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院長あいさつ

宗像水光会総合病院 院長 田山 慶一郎

当院は、今急速な発展を遂げつつある福津市での唯一の総合病院です。開設以来、一日も外来を閉鎖することなく救急医療を中心に行って参りました。私どもは全身全霊を傾けて、患者の皆様の命を預かり、健康になって頂くためのお手伝いをさせて頂きます。「治る」「健康になる」のは患者の皆様方であり、私たちはその補助をするに過ぎません。だからこそ、予防、治療、その後のリハビリ、介護まで継続した医療を行い、サービスを提供して行くことが使命と考えています。院長就任以来、そのことを常に念頭におき病院改革を行って参りました。現在では50名を越える医師を擁し、地域の先生方と連携しながら外来から退院、その後のフォローまでをこの地域で完結することが出来るようになりました。

心臓血管センターは、24時間365日循環器科・心臓血管外科の医師が病院に常駐し、近隣の先生方ともホットラインを有し、心臓移植など特殊な治療を除けば殆どの治療を行うことが出来ます。泌尿器科、外科では内視鏡下手術が、脳神経外科では血管内治療が急速に増加し患者さんの満足度の高い治療を行っています。また足の壊疽や創傷治療も形成外科・血管外科と共同で治療にあたり治療の困難な症例も積極的に受け入れております。下肢静脈瘤もレーザー焼灼術による外来手術で日帰り治療が行えるようになりました。産婦人科、小児科も入院治療を行っており総合病院としての機能を果たしております。ほぼ全ての患者さんが北九州、福岡に行かずともこの地域で病気を治し、暮らしていけることこそが「地域医療の充実」そのものであり、地域の皆様方へ対する本当の貢献であると肝に銘じております。その為に、地域の第一線で御活躍の病院・医院・クリニックの先生方とも密に連携を図り、皆様にとってより良い生活を送って頂くように努力を続けて生きたいと思います。皆様方のご要望、ご期待に応える為に接遇面、サービス面には特に力を入れております。孔子の言葉に「過ちて改めざる、これを過ちという」のがあります。苦情や不満の声も「クレーム」と思わず、その声こそが私どもを成長させて頂く糧として前進して参る所存です。

「水光会があるから福津に住みたい」と言われるような病院が私どもの目指す目標であります。この目標を達成するために日々努力を重ねて、皆様の「安全で安心できる暮らし」の一助となって参りたいと思います。地域の皆様とともに愉しい明日を考えながら、共に過ごして参りましょう。

2017年1月
宗像水光会総合病院 院長
田山 慶一郎

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