MRIとは体内の水素原子の磁気共鳴反応を利用して画像を構築します。傾斜磁場と呼ばれる磁場を与えると水素元素が反応して動きます、その動きの違いを用途に応じた受信コイルで信号を読み取りコンピューターで処理して画像とします。
一つの検査部位で、幾つかの撮像断面や撮像条件(シークエンス)で検査を行い詳細な診断が可能となります。このたび、磁場強度が1.5Tのシーメンス社製最新鋭装置への更新が完了致しました。(2015年7月1日時点で日本1号機となっています。) 装置の更新に伴い、より診断精度の高い情報提供が可能となります。
また検査時間も既存装置に比べ大幅に短縮され、受検者の負担軽減及び緊急検査の対応も強化されました。
MRIは巨大な磁石であるためMRI検査を受けるに当たり下記の注意が必要です。
MRI検査は円筒形の筒の中(ガントリー)で、検査をおこなうため閉所恐怖症の人は検査を受けるのが苦痛な場合があります。その際は技師にご相談ください。
検査中は傾斜磁場をかけるため壁を叩くような大きな音が響きます。気になる方もいらっしゃるかと思いますが、ご理解の程お願いします。
頚部Plaque画像では血管内の信号を抑制して血管壁の情報を得ることが出来ます。(←狭窄部)
自由呼吸下で動きによるアーチファクトを除去し撮像を行います(StarVIBE)