乳房はそのほとんどが脂肪なので一般のX線撮影装置では微細部まで描出できません。
そのため乳房専用の撮影装置が必要となります。
当院の検査は上半身の服を脱ぎケープを羽織った状態で行われます。圧迫板を用いて乳房を右左片方ずつ上下から挟み込む、斜め方向から挟み込むといった撮影が行われます。乳房を挟むので個人差はありますが、多少痛みを伴う検査です。我慢できない痛みの時には申し出てください。とくに生理中など乳房がはっているときには痛みも強いようです。
乳がんの患者は増加の傾向にあります。その発見の為にはマンモグラフィー装置を用いた撮影検査が必須であることが関連学会からも提言されており、撮影者及び診断を行う医師についても認定資格制度が確立されています。放射線室のマンモグラフィー撮影を担当するスタッフは全員女性で撮影技術認定(A又はB)を取得しています。
また、当院ではマンモグラフィーで疑わしい病変があった場合、精密検査としてMRIを行うことも可能です。