エックス線テレビ装置と内視鏡装置の双方を使用したIVRを行っています。IVRとは、放射線検査で得られる画像情報を利用した低侵襲性(身体への負担が少ない)で、合併症や感染症のリスクが軽減される治療方法です。ここでは、胆管及び胆道系のIVRについて説明します。検査・治療内容としては、胆嚢、胆管あるいは膵臓の病気を診断・治療するために、口から内視鏡カメラを挿入し検査・治療を行います。基本的に全身麻酔の必要はなく、比較的安全に行われていますが、合併症として出血、穿孔、胆管炎、急性膵炎などがあります。したがって入院して施行するのが原則となります。