文字の大きさ標準きく

CT検査

CTとはガントリーと呼ばれる部分にある対角線上に並んだX線管球と検出器が回転し、X線管球から照射されたX線の情報を検出器で収集し、コンピューターで高速処理を行い、画像に変換する装置で全身のすべてが検査対象です。身体を切り開くことなく体内の情報を読み取れるため、疾病の診断には無くてはならない存在です。検査は寝台の上に横たわるだけで進められ、検査時の痛み等はありません。但し検査する部位によっては息を止めることが必要な場合もあります。

また、造影剤と呼ばれる薬剤を使うことにより血管、腫瘍などは、より有意な情報を得ることができます。ただし過去に造影剤を使用して吐き気などの異常を感じた人や、喘息、アレルギーのある方は造影剤の使用ができない場合がありますので、検査の担当者にあらかじめ申し出てください。

装置の開発が進み検出器が多列(16列~320列)に備え付けられるようになり1回の回転でより多くのデータを収集できるようになり検査時間が短縮されました。一般的によく見かける水平断だけでなくデータ処理により冠状断、矢状断、任意断面の構築も可能です。装置やコンピューターの発展にともない、より精細な冠状断、矢状断、任意断面の構築が可能となりました。さらに、三次元画像処理をすることにより立体的な観察も可能です。特に脳内血管、胸部血管、腹部血管などでは有意義な情報を得ることができます。検出器が多い装置では動きのある心臓の冠状動脈の三次元画像の構築も可能です。

64列マルチスライスCT導入の紹介

当院では平成19年9月、最新鋭の64列マルチスライスCTを導入しました。従来の装置と比べ、短い息止めで広範囲に精細な画像の撮影が可能ですので患者さんの負担も大幅に軽減できます。しかもX線被ばく量が従来機器より低減が可能となり、患者にやさしいCT検査が可能となりました。

脳卒中(脳出血、脳梗塞)虚血性心疾患及び、外傷による臓器損傷等の状態を数秒から数十秒で迅速に抽出する事ができ、肺・肝臓・すい臓・腎臓・泌尿器科・婦人科領域等の微細な病変を正確に抽出する事ができます。また、最新の画像処理コンピューターを使用することによりCT-A(CT血管撮影)や複雑骨折等の3次元画像(3D)を作ることができ、診断精度をより一層引き上げる事ができます。

マルチスライスCT検査の有用性

  • 高精度な心臓三次元検査が可能になります。
    高速0.35秒スキャンと極薄0.5mmスライス厚で同時64スライスの撮影機能により、僅かな時間で心臓の血管が鮮明に撮影できます。
  • 高精度な胸部精密検査が可能になります。
    胸部高分解能撮影(HRCT)が、短時間でしかもより薄い0.5mmスライス厚で行えます。これにより、アキシャル画像(輪切りの画像)だけでなく、コロナル画像(正面断層像)、サジタル画像(側面断層像)とも同じ解像力がえられるので、立体的な精密検査が行えます。また、高速かつ高精度な肺癌検診が可能となりました。
  • 少量でも精度の高い造影検査が可能です。
    殆どの検査が10秒前後と高速に行えるため、少量の造影剤でも効果の高い画像が得られ、病巣の早期発見が可能となります。患者さんに優しい検査が実現できます。
  • 胸部・腹部での、高分解能画像が得られます。
    従来は時間がかかりすぎ不可能であった胸部から腹部、下腿部までの広範囲検査においても、薄いスライス厚でしかも1回の息止めで検査が行えます。
  • 手術シミュレーションとして利用可能です。
    高精度な三次元画像が作成できるので、病巣と血管や骨を同時に描出し、術前情報として有効活用できます。
  • 最新の診断参考レベルに沿った被ばく低減に努めています。
    X線CT認定技師取得者が2名在籍し、標準医療に基づいた画像情報の提供、適切な被ばく低減措置を行い、安全で安心な検査の提供に努めています。

東芝マルチスライスCTスキャナAquilion64

下肢動脈3D画像

肺動静脈3D画像

頭頸部動脈3D画像

心臓・冠動脈3D画像

下肢静脈瘤

肝臓術前支援画像

大腸術前支援画像

 

脳動脈瘤

大動脈弁画像

三次元処理 脳血管(動静脈奇形)

ご来院のみなさまへ

総合メニュー