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院長あいさつ

宗像水光会総合病院 院長 田山 慶一郎

 新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。COVID-19(コロナ)は株を変え、第7波から第8波に移行し相変わらず猛威を振るっています。年末年始は、病院は毎年のことながら大変忙しく、救急車も連日10台以上搬入され発熱外来も多数の受診がありました。コロナ患者の対応も24床のコロナ病床はほぼ満床が続き、入院患者は高齢で重症の方が多く予断を許さぬ状況が続いています。更にインフルエンザも流行の兆しが明らかになり、しっかりと対応すべく準備しております。

 さて、新年を迎えるにあたり、今年の抱負として「心あたたかな病院になる」ことを挙げたいと思います。 AIの発達で医療は大きく変わろうとしています。画像診断、言語処理技術によるカルテ解析、ゲノム解析、入院患者の異常事態の察知、ロボットによる手術支援、新薬の開発、レセプト(診療報酬明細書)の自動作成などです。これにより医療現場では質と制度が向上し、遠隔医療(オンライン診療など含め)にて地域格差が無くなって行くと思われます。人出不足も解消して行くでしょう。

 一方で、診察や診断の技術は不要になって行くでしょう。聴診せずともエコーを行えば良いし、触診せずともCTなど画像で診断がつくからです。問診もタッチパネルで済むし画像診断も既にAIが人間より優れていると言われています。そこに患者さんとの「触れ合い」はありません。そもそもそんなもの非効率だし、殆ど全てのことはAIもしくはそれを用いたツールで可能になるという考えもあるでしょう。「効率化」を求めて行けばそうなって行くでしょう。

 しかし、本当にそれで病気は良くなっていくでしょうか。人と人との触れ合い、優しい言葉、心のこもったケアなどが大きく病状の改善に役立っていると感じます。人間は誰でも病気になるし死を迎えます。その時、誰かの優しい言葉や暖かい手がどれほど心を癒すか考えてみればわかります。今まで目指して来た「接遇の向上」もそれが基本であり、「心を表す方法」を学んできました。私自身、自分や自分の家族が「患者」になった時、如何に心のこもった接遇が大切か、裏を返せば「病院本位の医療」「表面だけの接遇」が多いかを知りました。当院もまだまだ足らない所ばかりです。改善点は山ほどあることを自覚しています。

 だからこそ「この病院に入ると、暖かい感じがする。安心できる」と思われるような病院を目指して行きたいと思います。今までと同じ変わらぬ目標ですが、新年に際してこの目標を再度皆さんにお伝えし、肝に銘じたいと思います。私事ながら、今年は兎年で小生「年男」となります。年男は「十二年に一度しか回ってこないもので縁起が良い」とする場合と「厄年なので縁起が悪い」とする場合があるそうです。しかし、ここは良い方に考えて「院長が年男だから」縁起の良い一年だったと言われるような一年になるように精進したいと思います。

 今年も皆様に取りまして良い年でありますよう願っております。今年も宗像水光会総合病院・水光会グループをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

2023年1月
宗像水光会総合病院 院長
田山 慶一郎

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