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院長あいさつ

宗像水光会総合病院 院長 田山 慶一郎

 今年度も後半を迎えるにあたり、改めてご挨拶させて頂きます。
 今年1月に当院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスターが発生し、その後の経過に関しては「地域の皆様へ」と題した文章をホームページに掲載するとともに、チラシにして市中各所に配布させていただいております。ご一読頂ければ幸いです。クラスター発生後、4月には通常診療を開始することができました。その後、5月6日、福岡県からCOVID-19重点医療機関の指定を受け、11床の専用病床でCOVID-19の患者さんの入院治療を行っていくこととなりました。

 この決断にあたり、COVID-19専用病棟で勤務するナースは志願制とし、希望を聞いたところ多くのナースが自ら手を挙げてくれました。そのおかげでこの決断をすることが出来ました。同じ医療人として大きな敬意を抱くと共に、院長として胸が熱くなる思いでした。また、発熱外来も同様に継続して行ってきました。一日に7人の陽性者が出ることもあり、スタッフは自ら感染するリスクを負いながら業務に当たってくれています。

 ワクチン接種に関しては4月に職員のワクチン接種から始まり、その後は福津市の高齢者の接種、夜間に福津イオンモールに出張しての福津市の教職員の方々への接種、企業の職域接種、一般市民など現時点で1万回以上の接種を行ってきました。当グループの多くの職員がスタッフとして協力してくれました。お陰様で1回分のワクチンも無駄にすることなく接種を行うことが出来ています。

 COVID-19患者さんの救急車搬入がある場合、他の患者さんと隔離して処置を行わねばならず、困難な対応を迫られることも多々あります。しかし、様々な工夫で対処し、私達の使命であるこの地区の救急医療を守ることが出来るよう努力しています。

 令和3年度後半の病院の目標は、「COVID-19も診ながら、一般の救急車も全て受け入れる」ことです。第5波が終息したとしても、又冬を迎え第6波も懸念されますが、目標に向かい職員一同頑張って参ります。面会制限など様々なご迷惑、ご不便をおかけしており大変申し訳ございませんが、何卒ご理解、ご協力頂きますようお願い申し上げます。

2021年9月
宗像水光会総合病院 院長
田山 慶一郎

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