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院長あいさつ

宗像水光会総合病院 院長 田山 慶一郎

 新型コロナウィルス感染の拡大に伴い、4月7日に出された緊急事態宣言は一旦収束傾向に向かったことを受けて、福岡県では5月15日に解除されました。 しかしながら、5月25日からの北九州市でのクラスター発生は、所謂「第2波」の到来と認識し警戒せざるを得ないものであり、まだまだ気を緩めることは出来ない状況であります。

 当院では、普段通りの救急受け入れ体制を維持しつつ、同時に新型コロナウィルス感染疑いの患者さんの入院治療も行ってまいりました。不要不急の検査、手術は各学会のガイドラインに沿って、可能な限り延期、中止としてまいりましたが、6月1日から通常通りの診療に戻すことと致しました。新型コロナウィルス感染だけではなく、例えばがん治療、心臓病治療など通常の診療をこれ以上遅らせるわけには行かないと判断したからです。

 皆様に安心して検査・治療を受けて頂く為にも、現在行っている玄関前での問診・検温チェック、発熱患者の隔離室による診察、全手術患者(全身麻酔下)への術前胸部CTチェック、新たな入院患者(救急搬送例も含む)に対する感染予防体制は引き続き継続して行く予定です。

 これまで、多方面から医療従事者・医療機関への支援として、当院にも多くの医療物資を始めとしたお心遣いを頂戴致しました。心の底から嬉しく思うと同時に、スタッフ一同本当に励みにさせて頂きました。医療従事者へのオベーションなど、皆様の贈って下さる感謝の気持ちを、素直に受けさせて頂きました。スタッフを代表致しまして心より御礼申し上げます。

 今こそ、普段から目指しております「皆様に頼られる病院」でありたい、なければならないとスタッフ一同心を合わせて頑張っております。皆様におかれましてもストレスから様々なトラブルも起きがちと思いますが、「優しい心」を持って助け合って行きましょう。地域の皆様と共にこの苦境を「団結して」乗り越えて行きたいと思っています。

2020年6月
宗像水光会総合病院 院長
田山 慶一郎

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