これから迎える少子高齢社会において、可能な限り住み慣れた地域で、いきいきとその人らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるように、包括的な支援・サービス提供体制の構築を目指す「地域包括ケアシステム」が、現在国策として進められています。
水光会グループは、1965年(旧)津留外科病院としてこの地域に22床で開業してから、24時間365日一日も休むことなくこの地域の救急医療を担ってきました。1990年に宗像水光会総合病院(300床)として現在地に新築移転してからも、『いつでも、どこでも、だれにでも、必要で適切な医療を効率的に提供する~地域と共に~』を理念とし、一貫して地域の医療・介護・福祉・検診予防医学・健康増進事業・看護専門学校の運営に至るまで、地域に密着した複合的ケア事業に取り組んでいます。
我々が開業以来およそ約半世紀以上にわたり、この地域で実践してきた医療・介護・福祉は、まさに「地域包括ケアシステム」の礎となるものでした。これから2040年の未来を見据えて、子供たちから高齢者まで多世代が交流し、地域全体で互助、共助の心で互いを支えあう共生社会を作っていくことも視野に入れながら、地域の病院、診療所、その他在宅ケア・介護施設、そして自治体ともさらに密な連携をとり、地域の皆さまの安心・安全を守り、住みよい暮らしをしっかりサポート出来るように、地域を守るケア複合体として職員一同力を合わせて頑張っていきます。
2018年1月
宗像水光会総合病院 理事長