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病院指標

DPCデータによる病院指標(2018年度)

   
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
1. 年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 113人 122人 98人 193人 259人 397人 853人 1,483人 1,412人 575人
当院では、24時間体制で救急医療を行っています。年間5,505名の入院治療を行い、60歳以上の入院患者数が約8割となっており、若年層と比べ、重症化しやすい高齢者の入院の割合が高くなっています。福津・宗像地域の急性期医療を担う中核病院として、内科・外科系疾患をはじめ、小児・周産期医療等幅広い疾患を治療しています。
※厚生労働省通知の集計条件に沿って集計しており、医療保険外の入院などは集計対象外となっています。
2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
        
診療科選択
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎 処置2なし細菌性腸炎
手術・処置等2なし
19人 5.00日 7.30日 0.00% 9.63歳
100380xxxxxxxx 体液量減少症 17人 3.53日 9.12日 0.00% 3.47歳
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎
手術・処置等2なし
10人 5.40日 6.14日 0.00% 1.30歳
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満)
手術なし 処置2なし 副傷病なし
10人 5.30日 5.71日 0.00% 4.90歳
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、
下気道感染症 副傷病なし
- 4.89日 6.19日 0.00% 1.44歳
常勤医2名体制で福津・宗像地区を対象に小児入院治療を行っています。疾患別にみると、細菌やウイルスによる感染症が多くを占めています。高熱や胃腸炎等で水分を喪失すると、小児は大人よりも多くの水分摂取を必要とするため、脱水を起こしやすく、年齢でみると3歳前後が多くなっています。また、当院には小児腹部エコー検査に秀でた放射線科医師が常勤で在籍しており、急性虫垂炎と診断された場合には、外科と連携して治療を行っています。
            

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産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
140010x199x00x 妊娠期間短縮、
低出産体重に関連する障害
(出生時体重2500g以上)
手術なし 手術・処置等2なし
副傷病なし
- 3.38日 6.17日 0.00% 0.00歳
120140xxxxxxxx 流産 - 1.00日 2.45日 0.00% 34.60歳
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍
子宮頸部(腟部)切除術等
手術・処置等2 なし
- 3.25日 3.20日 0.00% 44.75歳
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 - 9.75日 9.87日 0.00% 43.25歳
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍
卵巣部分切除術(腟式を含む)
腹腔鏡によるもの等
- 8.75日 6.28日 25.00% 58.75歳
産婦人科では、妊娠の判定から分娩までの管理、および生活指導などの周産期管理と、子宮筋腫や卵巣腫瘍をはじめ、不妊治療や更年期症状などの婦人科疾患について診療を行っています。入院治療としては新生児の高ビリルビン血症が多くなっており、新生児の治療は小児科や大学病院と連携し治療を行います。上記にはありませんが、逆子や自然分娩が困難な場合の帝王切開も予定・緊急ともに対応しています。保険診療でないため集計対象外となっていますが、自然分娩も取り扱っております。当院では、安心して治療を受けていただけるよう、十分な説明と同意のもと適切な治療の提供をこころがけています。

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泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし
処置1:前立腺針生検法
副傷病なし
73人 3.30日 2.53日 0.00% 71.78歳
11012xxx020x0x 上部尿路疾患
経尿道的尿路結石除去術
処置1なし
副傷病 なし
62人 5.68日 5.62日 7.94% 59.13歳
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術
経尿道的 手術 処置1なし
処置2なし
45人 9.78日 7.20日 2.17% 77.64歳
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等
経尿道的前立腺手術等
25人 16.04日 8.65日 15.38% 78.20歳
11012xxx040x0x 上部尿路疾患
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
(一連につき)
処置1なし 副傷病なし
24人 2.25日 2.72日 0.00% 54.71歳
泌尿器科では、前立腺癌の有無を確認する前立腺針生検が最も多く、主に2泊3日での検査を行っています。次いで腎・尿路結石に対する結石除去術の症例が多く、結石の大きさや位置、数などに応じて適切な治療方法を選択しています。また膀胱や前立腺等の悪性腫瘍手術も行っており、尿道狭窄症に対してはステント留置術を行います。福津・宗像地区で入院病床のある泌尿器科は当院のみのため、診断から治療まで当院で完結できることを目標としています。

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循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患
手術なし
処置1:心臓カテーテル法
による諸検査
処置2なし 副傷病なし
294人 1.85日 3.01日 0.34% 70.27歳
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈
経皮的カテーテル心筋焼灼術
処置2なし
215人 3.46日 5.15日 0.00% 68.64歳
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患
経皮的冠動脈形成術等
処置1なし 処置2なし
副傷病なし
153人 2.47日 4.47日 0.00% 70.71歳
050130xx99000x 心不全 手術なし 処置1なし
処置2なし 副傷病なし
84人 16.27日 17.66日 12.94% 85.49歳
050210xx97000x 徐脈性不整脈
その他の手術 処置1なし
処置2なし 副傷病なし
48人 9.73日 11.01日 2.04% 78.88歳
循環器科では、狭心症などに対する心臓カテーテル検査が最も多い症例となっています。狭窄病変があれば、カテーテルにステントやバルーンを挿入し拡張する治療を行っています。治療後状態に合わせて半年、1年経過後に新規病変や再狭窄がないかなどのフォローアップの検査も行っています。頻脈性不整脈(脈が速くなる不整脈)に対してはアブレーション治療を、除脈性不整脈(脈が遅くなる不整脈)に対してはペースメーカー移植術を行っており、傷口が小さく、感染症のリスクも低いとされているリードレスペースメーカーも取り扱っています。心臓血管外科と連携し、24時間365日体制で受け入れ可能な限りすべての循環器疾患治療を完結できるべく体制を整えております。

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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100380xxxxxxxx 体液量減少症 98人 7.06日 9.12日 10.10% 78.80歳
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
76人 17.84日 20.92日 19.48% 84.17歳
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症
手術なし 副傷病なし
66人 13.24日 12.58日 8.96% 84.14歳
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎
手術・処置等2 なし
63人 5.87日 5.42日 3.13% 57.78歳
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 57人 5.82日 5.10日 0.00% 69.12歳
内科では、呼吸器、消化器、肝臓、血液、腎臓、糖尿病等幅広く診療を行っています。肺炎がDPCコードにより細分化されているため、誤嚥性肺炎が一番多い結果となっていますが、気管支肺炎や肺炎球菌肺炎など総括してみると肺炎患者さんは320症例となっています。上記疾患の平均年齢をみると、高齢なほど入院日数も長くなっています。高齢になるにつれ重症化しやすいため、通院で治療が可能である疾患の場合でも、患者さんの希望や状態に合わせて適切に入院治療を行っています。

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消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患
(良性腫瘍を含む。)
内視鏡的大腸ポリープ・
粘膜切除術 副傷病 なし
129人 2.22日 2.67日 0.00% 65.60歳
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、
幽門狭窄
(穿孔を伴わないもの)
その他の手術あり
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
14人 13.71日 10.58日 0.00% 71.43歳
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、
十二指腸ポリープ・粘膜切除術
手術・処置等2 なし
13人 9.46日 8.52日 0.00% 71.38歳
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない
憩室性疾患 手術なし
12人 11.08日 7.75日 0.00% 71.25歳
060100xx01xx1x 小腸大腸の良性疾患
(良性腫瘍を含む。)
内視鏡的大腸ポリープ
・粘膜切除術 副傷病 あり
11人 2.00日 3.94日 0.00% 74.09歳
消化器科では、大腸ポリープに対する内視鏡治療が多く主に1泊2日での治療となっています。また、胃潰瘍などの出血に対しては内視鏡にて止血術を行っています。早期の悪性腫瘍に対しては内視鏡治療を行っており、進行度や患者さんの状態等に応じて外科と連携し治療を行っています。

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眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患
手術あり 片眼
129人 2.76日 2.84日 1.54% 79.64歳
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患
手術あり 両眼
- 3.00日 5.39日 0.00% 65.50歳
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患
手術なし
- 1.00日 2.43日 0.00% 70.00歳
020250xx97xxxx 結膜の障害 手術あり - 3.00日 3.37日 0.00% 78.00歳
眼科では、白内障に対する手術を主に行っています。混濁した水晶体を取り除き、代わりとなる眼内レンズを挿入する手術を行っています。

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皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080010xxxx0xxx 膿皮症
手術・処置等1 なし
12人 6.83日 12.51日 0.00% 56.25歳
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 10人 6.11日 8.98日 0.00% 58.22歳
080090xxxxxxxx 紅斑症 - 6.00日 10.07日 0.00% 36.00歳
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹
手術・処置等1 なし
- 4.00日 10.65日 0.00% 30.00歳
080030xxxxxxxx 疱疹(帯状疱疹を除く。)、
その類症
- 7.00日 7.51日 0.00% 33.00歳
皮膚科では、蜂窩織炎や帯状疱疹の入院が多く点滴による加療を行っています。上記疾患の他にも形成外科と連携し、皮膚腫瘍などの治療も行っています。患者さんの状態により必要であれば、大学病院と連携して治療します。また、他科に入院中の患者さんの皮膚トラブルも対診して治療を行っています。

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形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160200xx0200xx 顔面損傷
(口腔、咽頭損傷を含む。)
鼻骨骨折整復固定術等
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 なし
19人 3.53日 5.37日 0.00% 27.37歳
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり
手術・処置等2 なし
15人 2.27日 3.15日 0.00% 64.47歳
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍
(脊椎脊髄を除く。)
四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等
手術・処置等1 なし
副傷病 なし
11人 5.00日 5.59日 0.00% 46.82歳
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍
(脊椎脊髄を除く。)
その他の手術あり
手術・処置等1 なし
- 4.00日 4.86日 0.00% 39.20歳
160660xxxx0x0x 皮下軟部損傷・挫滅損傷、
開放創 手術・処置等1 なし
副傷病 なし
- 37.40日 9.61日 0.00% 75.20歳
形成外科では、外傷、熱傷、瘢痕(ケロイド)、皮膚皮下腫瘍、軟部良性腫瘍、先天性奇形、難治性潰瘍、褥瘡などの形成外科全般を診療しています。中でも鼻骨骨折が一番多く平均年齢も若年であることが分かります。上記のほか、形成外科と血管外科で増加傾向にある糖尿病や閉塞性動脈硬化症による足病変に対して、創傷治療センター・足病外来として治療に取り組んでいます。

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外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)
ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等
67人 4.57日 4.96日 4.41% 67.79歳
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術
虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等
48人 7.48日 5.49日 0.00% 34.63歳
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等
腹腔鏡下胆嚢摘出術等
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
32人 8.66日 7.30日 0.00% 60.03歳
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、
胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
30人 11.17日 10.08日 3.23% 78.00歳
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし
副傷病なし
25人 7.16日 6.78日 4.00% 38.16歳
外科では、一般外科をはじめ消化器や乳房などの悪性腫瘍などの診療を行っています。中でも鼠径ヘルニアに対する手術が一番多くなっており、中でも腹腔鏡手術の場合は2泊3日での治療を行っています。身体への負担が少ない腹腔鏡手術を多く取り扱っており、平均入院日数も上記疾患は1週間前後となっています。手術だけでなく、抗がん剤治療や緩和治療も行っています。上記以外にも内痔核や肝胆膵疾患など幅広い疾患を診療しています。

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整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折
人工骨頭挿入術 肩、股等
44人 32.30日 26.30日 31.11% 86.39歳
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 33人 11.88日 5.68日 5.88% 51.03歳
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷
(胸・腰髄損傷を含む。)
手術なし 副傷病 なし
28人 18.04日 19.61日 17.24% 78.75歳
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折
手術あり 副傷病 なし
18人 13.11日 6.07日 0.00% 58.06歳
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼
骨折観血的手術
肩甲骨、上腕、大腿等
11人 24.36日 15.48日 0.00% 79.18歳
整形外科では、骨折に対する診療が大部分を占めており、骨粗鬆症による転倒での骨折が多くなっています。リハビリを継続的に行うため、入院期間が長くなっていますが退院後の日常生活動作の向上を目指し治療を行っています。大腿骨の骨折は高齢者が多く入院期間も長くなっていることが分かります。胸椎や腰椎の圧迫骨折に対してはコルセットを使用し、安静にて保存的に加療しています。上記の他には変形性関節症に対する人工関節置換術なども行っています。

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脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞
(脳卒中発症3日目以内、
かつ、JCS10未満)手術なし
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 4あり
副傷病 なし
発症前Rankin Scale
0、1又は2
37人 20.76日 16.18日 8.11% 72.46歳
010230xx99x00x てんかん 手術なし
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
32人 9.69日 7.28日 9.38% 67.38歳
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
その他の手術あり
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
23人 19.30日 9.69日 16.67% 79.83歳
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
手術なし 手術・処置等2 なし
副傷病 なし
16人 17.75日 7.35日 18.75% 73.06歳
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫
(非外傷性硬膜下血腫以外)
(JCS10未満)手術なし
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
14人 26.07日 18.72日 28.57% 71.71歳
脳神経外科では、常勤医4名すべてが脳神経外科認定医であり、脳腫瘍、脳血管障害、水頭症、外傷などの脳神経外科疾患全般およびてんかん、認知症、変性疾患など神経内科疾患まで幅広く診療を行っています。中でも脳梗塞が多く、24時間対応できる脳神経外科専門医によるオンコール体制で診療を行っています。急性期治療として血栓を溶かすt-PA療法や発症から6時間以内の症例にはカテーテルを用いて血栓回収術を行っています。頭蓋・頭蓋内損傷は硬膜下血腫、次いでくも膜下出血となっています。早期よりリハビリを開始し、後遺症を少しでも軽減させ退院後の日常生活動作の向上を目指しています。

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心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・
慢性間質性腎炎・
慢性腎不全 動脈形成術、
吻合術 その他の動脈等
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
18人 10.50日 8.75日 5.56% 70.61歳
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患
心室瘤切除術
(梗塞切除を含む。)
単独のもの等
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 1あり
10人 20.20日 22.91日 0.00% 69.50歳
050170xx99000x 閉塞性動脈疾患 手術なし
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 なし
副傷病 なし
- 11.75日 7.68日 0.00% 78.25歳
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - 19.63日 12.51日 0.00% 76.88歳
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。)
ロス手術(自己肺動脈弁組織
による大動脈基部置換術)等
手術・処置等1 なし
手術・処置等2 1あり
副傷病 なし
- 29.43日 24.00日 0.00% 76.29歳
心臓血管外科では、循環器科と連携し心臓血管センターとして、24時間体制で全ての心臓血管病に対応しています。心臓外科では、狭心症に対する冠動脈バイパス術や弁膜症に対する弁置換術などを診療しています。弁膜症の中でも僧帽弁閉鎖不全症が多くなっています。上記の他、血管外科では大動脈瘤や急性大動脈解離に対して開胸・開腹術を行っています。平成30年度は透析に使用するシャントの設置術が最も多くなっており、DPC対象外となっているため上記には含みませんが、シャント拡張術も30件以上となっています。

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3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 16人 - - 15人 - - 1 第7版
大腸癌 16人 19人 28人 47人 - - 1 第7版
乳癌 - 11人 - - - - 1 第7版
肺癌 - - - - - - 1 第7版
肝癌 - - - - - - 1 第7版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

定義

5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者さんの数を初発のUICC病気分類別および再発に分けて集計しています。UICC病気分類とは、UICC病気分類国際対がん連合によって定められたがんの進行度を腫瘍の大きさ、リンパ節への転移状況、遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。平成30年度に退院した患者さんを集計し、集計対象期間中に複数回入院された場合は延べ患者数で集計しています。

解説

当院では主に胃がん、大腸がん、乳がんの診断・治療を行っています。胃がんと大腸がんでは、開腹手術に比べて傷跡が小さく身体への負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っており、早期がんに対しては内視鏡治療を行っています。また、手術だけでなく、化学療法や緩和治療なども行っています。この他、胆のう・膵臓等5大がん以外の悪性腫瘍の治療にも取り組んでいます。
4.成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 23人 10.70日 56.22歳
中等症 168人 21.96日 84.65歳
重症 31人 25.69日 86.00歳
超重症 - 23.13日 91.67歳
不明 - - -

定義

成人市中肺炎とは、普段の社会生活の中で罹患した成人(20歳以上)の肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドラインによる重症度分類(A-DROPシステム)を用いて集計しています。

重症度分類(A-DROPシステム)
①男性70歳以上、女性75歳以上
②BUN 21mg/dLまたは脱水あり
③酸素飽和度 90%以下
④意識障害あり(肺炎に由来する)
⑤収縮期血圧 90mmHg以下
※上記5項目各1点の5点満点で分類
【軽 症】0点の場合
【中等症】1~2点の場合
【重 症】3点の場合
【超重症】4~5点の場合 ショックがあれば1項目のみでも超重症とする

解説

当院では中等症の症例が約7割と最も多くなっています。平均年齢を見ると、軽症が50歳代になっているのに対し、中等症以降は80歳代と年齢が上がるにつれ重症化しやすいことが分かります。軽症の場合は外来通院での治療となりますが、重症化が危惧される場合など患者さんの状態に合わせて外来・入院等最善の方法で治療を行っていきます。
5.脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
I63$ 脳梗塞 3日以内 149人 47.89日 79.11歳 18.12%
その他 - 90.17日 76.17歳 33.33%
脳梗塞は、発症から一刻も早く治療を開始することが重要となります。当院では、急性期治療として動脈を塞ぐ血栓を溶かして血液が流れるようにする血栓溶解療法(t-PA療法)を積極的に行っていますが、この治療法は発症から4.5時間以内に治療を開始しなければならないなどの条件があります。また、発症から8時間以内であればカテーテルを用いて血栓を直接取り除く血栓回収術を行うことも可能ですが、患者さんの状態等に応じた治療を心がけています。当院では、ほとんどの患者さんが3日以内に来院されており、全体の約8割が自宅へ退院しています。早期にリハビリを行うことで後遺症を軽減し、日常生活動作の向上と在宅復帰を目指しています。
6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
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眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術
(眼内レンズを挿入)(その他)
137人 0.00日 1.77日 1.45% 78.81歳
K224 翼状片手術(弁の移植を要する) - 0.00日 2.00日 0.00% 78.00歳
眼科では、白内障の治療として濁った水晶体を摘出し、人工の眼内レンズを入れる手術を行っています。高齢化に伴い手術を希望される方が増えており、平成29年度と患者数を比較すると約40人ほど増えています。

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産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術
(両側)(腹腔鏡)
- 5.00日 5.20日 20.00% 55.80歳
K9091ロ 流産手術(妊娠11週まで)
(その他)
- 0.00日 0.00日 0.00% 34.60歳
K877 子宮全摘術 - 1.00日 7.75日 0.00% 43.25歳
K861 子宮内膜掻爬術 - 0.00日 0.00日 0.00% 51.33歳
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術
(両側)(開腹)
- 1.00日 9.33日 0.00% 80.67歳
産婦人科では、婦人科疾患と周産期医療の診療を行っています。子宮附属器腫瘍はいわゆる卵巣腫瘍のことで、当院では患者さんの状態に合わせて腹腔鏡手術と開腹手術を行っています。子宮内膜掻爬術は、増殖した内膜の除去や前がん状態か否かを診断を目的とした手術です。また、上記の他にも子宮頚部の高度異形成による子宮頸部摘出術や人工妊娠中絶に対する手術も行っています。平成30年度では帝王切開よりも正常分娩が多く、上記に含まれていませんが、当院では自然分娩が困難な場合や帝王切開の既往がある場合に手術日を決めて行う選択的帝王切開や、赤ちゃんや母体になんらかのトラブルが起きて早期に赤ちゃんを取り出す必要がある場合に行う緊急帝王切開も行っています。早産の場合はNICUのある高次病院へ母体搬送を行っています。

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泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 68人 2.75日 4.40日 8.82% 60.84歳
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術
(経尿道的手術)(電解質溶液利用)
48人 2.21日 6.85日 2.08% 77.75歳
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 46人 1.74日 11.85日 21.28% 75.46歳
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 24人 0.08日 1.17日 0.00% 54.71歳
K8411 経尿道的前立腺手術
(電解質溶液利用)
18人 2.61日 10.33日 5.26% 79.11歳
泌尿器科では、外科手術よりも体への負担が少ない腎・尿路結石の治療法として、レーザーを用いた内視鏡手術や体外から衝撃波をあてて結石を砕く砕石術を行っています。早期の膀胱がんは尿道から内視鏡を入れて治療することができますが、術後の結果により追加の切除などが必要になることもあります。膀胱がんは再発しやすいため、再発予防の治療も行っています。また、尿管結石に感染を合併し敗血症を起こして受診される方も多く、この場合には尿管ステントという尿の通路を確保するための管を留置する緊急処置を行っております。

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循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術
(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)
166人 1.23日 2.36日 0.60% 69.61歳
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術
(その他)
145人 1.30日 2.92日 0.68% 71.03歳
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 57人 0.63日 1.84日 0.00% 67.05歳
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術
(急性心筋梗塞)
53人 0.06日 15.08日 3.70% 70.06歳
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 37人 2.78日 10.35日 2.63% 76.84歳
循環器科では、狭心症や心筋梗塞に対しカテーテルによる経皮的冠動脈ステント留置術を行っており、夜間でも緊急で治療が可能です。頻脈性不整脈(脈が速くなる不整脈)の治療として経皮的カテーテル心筋焼灼術を行っています。血管を通して心臓内まで電極のついたカテーテルを入れ、不整脈の発生源に高周波電流を流すことで心筋を焼灼し不整脈を根治する治療法です。また、徐脈性不整脈(脈が遅くなる不整脈)で失神や心不全を伴う症例に対してはペースメーカー移植術を行っており、上記には記載がありませんが、心不全に対する両室ペーシング機能付き植込型除細動器移植術(CRT-D)や致死性不整脈に対する植込型除細動器移植術(ICD)も行っています。

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内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 17人 0.00日 1.06日 0.00% 71.41歳
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下
胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
- 39.00日 31.17日 50.00% 75.33歳
K654 内視鏡的消化管止血術 - 1.17日 8.83日 16.67% 66.83歳
K386 気管切開術 - 3.00日 40.00日 33.33% 87.67歳
K6182 中心静脈注射用植込型
カテーテル設置(頭頸部その他)
- 7.67日 3.67日 0.00% 83.67歳
内科では、血管外科や外科など他科と連携し患者さんの状態に合わせて必要な治療を行っています。上記の他にも大腸ポリープや消化管出血などの治療は消化器科と連携して行っています。

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消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・
粘膜切除術(長径2cm未満)
118人 0.02日 1.01日 0.00% 66.12歳
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・
粘膜切除術(長径2cm以上)
22人 0.23日 1.91日 0.00% 67.09歳
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・
粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)
14人 1.00日 7.64日 0.00% 71.86歳
K654 内視鏡的消化管止血術 13人 0.54日 9.23日 7.14% 72.92歳
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 - 0.50日 5.75日 0.00% 69.50歳
消化器科では、胃や大腸のポリープに対し内視鏡で切除する治療を行っており、健康診断等の二次検診目的の受診で切除される方が多く、主に1泊2日での治療を行っています。また、早期の悪性腫瘍に対し、適応がある場合は内視鏡での治療を行っています。

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形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K333 鼻骨骨折整復固定術 17人 1.18日 1.18日 0.00% 23.29歳
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 13人 0.00日 1.08日 0.00% 64.08歳
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) - 1.13日 2.50日 0.00% 45.25歳
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術
(露出部)(長径2cm未満)
- 1.40日 1.80日 0.00% 22.20歳
K0021 デブリードマン(100cm2未満) - 10.25日 17.00日 0.00% 59.25歳
形成外科では、鼻骨骨折が昨年度と引き続き最も多く、平均年齢が若い傾向にあります。眼瞼下垂症に対する手術は1泊2日での治療を行っています。その他にも皮膚腫瘍の摘出術や外傷などによる皮膚欠損などに対し植皮術などを行っています。

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外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 49人 5.59日 7.35日 4.00% 63.84歳
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術
(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
47人 1.02日 5.47日 0.00% 34.72歳
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 37人 1.97日 2.43日 0.00% 62.24歳
K6335 鼠径ヘルニア手術 32人 1.13日 5.25日 9.09% 69.72歳
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用
植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
25人 0.92日 4.32日 0.00% 67.72歳
外科では、開腹手術よりも体への負担が少ない内視鏡や腹腔鏡での手術を積極的に行っています。上位は胆のう炎や虫垂炎(いわゆる盲腸)、鼠径ヘルニアに対する良性疾患の手術となっています。この他にも消化管悪性腫瘍に対する切除術や乳がんに対する手術、痔根治術等幅広い疾患に対し手術を行っています。

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整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0461 骨折観血的手術(大腿) 38人 4.92日 48.68日 33.33% 86.92歳
K0462 骨折観血的手術(前腕) 24人 2.75日 23.13日 8.00% 64.83歳
K0461 骨折観血的手術(上腕) 16人 3.31日 44.31日 0.00% 70.75歳
K0462 骨折観血的手術(下腿) 15人 4.33日 41.87日 0.00% 38.53歳
K0484 骨内異物(挿入物を含む)
除去術(鎖骨)
12人 1.33日 7.50日 0.00% 55.92歳
整形外科では、骨折に対する手術が上記大部分を占めており、交通事故や転倒、労災による症例が多くなっています。中でも大腿骨骨折は高齢者に多く、下腿部は若年に多いことがわかります。安心して日常生活が送れるよう、入院中にしっかりとリハビリを行うため他の疾患と比べて入院日数は長くなっています。鎖骨骨折等治療の際に金属のプレートを挿入した場合、外来で骨の癒合を確認しながら抜去する手術も行っています。上記の他にも、変形性関節症に対する人工関節置換術なども行っています。
  

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脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 25人 2.40日 19.76日 11.54% 79.60歳
K178-4 経皮的脳血栓回収術 10人 0.10日 67.40日 27.27% 85.00歳
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - 0.00日 69.50日 40.00% 72.25歳
K664 胃瘻造設術
(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、
腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
- 42.00日 58.00日 100.00% 79.67歳
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント) - 2.00日 26.67日 0.00% 57.33歳
慢性硬膜下血腫は高齢者に多く、頭部外傷(打撲など)が原因となり、硬膜とくも膜の間にできる血腫により脳が圧迫され、頭痛や運動麻痺、認知障害などが生じます。手術は頭部に小さな穿頭を行い硬膜下に貯留した血腫を吸引し洗浄する手術を行い、症例によっては神経内視鏡を併用して安全な血腫除去をおこなっています。脳梗塞に対してカテーテルを用いて脳血管内の血栓を直接取り除く血栓回収術も行っています。

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心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 36人 0.22日 1.08日 0.00% 73.61歳
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術
(2吻合以上)
22人 4.18日 23.32日 4.55% 70.41歳
K6147 血管移植術、バイパス移植術
(その他の動脈)
19人 7.74日 37.37日 15.79% 75.32歳
K610-3 内シャント設置術 14人 2.86日 13.07日 0.00% 72.21歳
K5606 大動脈瘤切除術
(腹部大動脈(分枝血管の再建))
- 2.00日 23.86日 0.00% 67.71歳
心臓血管外科では、専門医研修施設として虚血性心臓病、弁膜症、大動脈疾患および末梢疾患に対して診療を行っています。心臓外科手術では、冠動脈バイパス術が多く、その他弁置換術等も行っています。循環器科と連携し、術前術後の管理を行い、安心して治療が受けられる態勢を整えています。血管外科手術では、透析患者の内シャント作成やシャント血管狭窄に対するバルーン(風船)拡張術も行っています。糖尿病による下肢の壊疽や閉塞性動脈硬化症に対するバイパス術なども行っています。

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7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - 0.06%
異なる - 0.04%
180010 敗血症 同一 - 0.11%
異なる 11人 0.20%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - 0.09%
異なる - -

定義

 入院中に「最も医療資源を投入した傷病名」が「入院の契機(きっかけ)となった傷病名」と『同一』であるか『異なる』かを示しています。

解説

 播種性血管内凝固症候群や敗血症は、肺炎の重症化や悪性腫瘍の進行などにより細菌等が全身へまわり、全身状態が悪くなっていく状態です。当院では発生率を低く抑えられるよう、医師をはじめチーム医療として尽力しています。また、上記疾患は重篤な疾患であり、入院医療費が高額な点数が設定されているため臨床的に根拠のある診断が求められています。
更新履歴
2016/09/29  新規作成
            
2017/09/21  2016年度病院指標 更新
            
2018/09/20  2017年度病院指標 更新
            
2019/09/24  2018年度病院指標 更新

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