健診結果と生活習慣を関連づけて読み取りを行い、予防の視点で現在の健康状態についてお話させていただいています。
特に内臓脂肪蓄積に起因した健診結果の異常値に着目し、自覚症状はないけれど、このままの生活習慣を続けていると将来、心疾患・脳血管疾患・慢性腎臓病・慢性腎不全を発症する恐れがある場合など、健診結果を元にお話させていただいています。 健診が自分の一年間の生活習慣を振り返る良い機会となるよう、また今後生活習慣病を発症しないように、予防のための健康づくりについて支援を行っています。
また、現在治療中の方には、治療中の病気が重症化しないよう治療のコントロール状態についてお聞きし、必要があればアドバイスさせていただいています。生活習慣病を持っていても良好なコントロールを維持できれば健康な人と変わらない生活を送れることを理解していただき、そのための健康づくりを支援しています。
▶「メタボリックシンドローム」とは?
糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病は、それぞれの病気が単独ではなく互いに関連して発症し、軽い段階でもそれらが重なると動脈硬化が進行し、将来心臓血管病(脳血管疾患・心疾患・慢性腎臓病)になるリスクが高くなります。 そしてそれら生活習慣病の要因は、「内臓脂肪」の蓄積なのです。脂肪が内臓まわりに蓄積した「内臓脂肪型肥満」に加え、「糖尿病、高脂血症、高血圧」が重複している状態を、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」と言います。