2025年3月8日(土)イオンモール福津にて、2024年度 水光会学会・福岡県立光陵高等学校 吹奏楽部 演奏会と同時開催で、トークイベント「宗像・福津の未来に向けた私たちのまちづくり」を開催いたしました。
演者 小役丸 秀一 株式会社グラノ24K 代表取締役
宮崎 克史 株式会社くりえいと 代表取締役
田山 慶一郎 宗像水光会総合病院 病院長
本イベントでは、「地域と共に」という思いを大切にする宗像・福津の企業の方々にお越しいただき、現在の取り組みや今後の展望について語り合っていただきました。地域の未来を共に考え、市民の皆さまと一緒にまちを盛り上げていきたい、そんな想いからこのトークイベントの開催に至りました。
はじめに各社の取り組みを交えた会社紹介が行われました。その後、進行役を交え、登壇者3名と聴講者による座談会が実施されました。
グラノ24Kは、岡垣町の老舗「八幡屋」から始まり、創業100年を迎える企業です。「親子でコミュニケーションが取れる、身近に感じられるレストランづくり」を目指し、地産地消や規格外商品の活用を通じた地域の6次産業化の推進にも取り組んでいます。また、「七浦の会」の設立や、クルーズトレイン「ななつ星」への自社商品の提供を通じ、地域活性化にも取り組んでいます。
JR赤間駅近くのショッピングセンターの管理・運営を行っています。「地域全体の価値を高める」をテーマに掲げ、幅広い事業を展開しています。個人事業主への起業支援、屋内型の子ども向け遊び場(多様な人々が集まれる場)の建設、アート・工芸の展示・作業場の提供、海外交流の推進、障がい者支援、空き家の利活用など、これらの取り組みを通じて、地域の活性化を目指しています。
当院は「地域とともに」を理念に掲げ、「水光会があるから宗像・福津で暮らしたい」と思われるようなグループを目指しています。地域の救急医療や高度医療の充実、災害時の医療体制の整備、健康づくりへの啓発活動、医療体験セミナーの開催、さらには環境保全活動を通じて、医療とまちづくりの両面から、地域社会の発展に取り組んでいます。
宗像・福津のまちの魅力や課題について、それぞれの立場から意見が交わされました。また、今後の取り組みや地域をさらに発展させるための方策についても活発な意見交換が行われました。さらに、来場されていた宗像市副市長・河野氏からも貴重なご意見をいただき、和やかな雰囲気の中でトークが進められました。
最後に、登壇者の皆さまに今後の抱負を語っていただきました。
小役丸氏:「飲食業の視点から健康づくりに貢献し、地域に必要とされる企業であり続けたい」
宮崎氏 :「宗像が、多様な人が新しいことに挑戦できるまちになるよう尽力したい」
田山氏 :「救急医療だけでなく、退院後の患者さんのケアも含めて、地域に寄り添っていきたい」
登壇者の想いが伝わる言葉でイベントは締めくくられました。今後も、地域の皆さまと共にまちづくりに取り組んでまいります。