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脳神経外科

外来診療では、頭痛、頭部外傷、めまい、てんかん、認知症、脳腫瘍、変性疾患、頚椎・腰椎疾患など幅広い疾患を診療しています。特に脳血管障害の急性期から慢性期・後遺症の患者さんの診療に力を入れており、24時間対応できる脳神経外科専門医によるオンコール体制をおこなっています。発症4.5時間以内の脳梗塞発症例に対して、血栓溶解療法(tPA投与)を積極的に実施して著効例も多くなっています。近隣の先生方の新規抗凝固剤の使用普及やワーファリンによる厳格な抗血栓コントロールにより、確実に心房細動による大きな脳梗塞症例が減少している一方で、脳出血症例が増加しており、開頭血腫除去、もしくは神経内視鏡による血腫除去など緊急手術に対応しています。また、脳血管障害後の麻痺や高次機能障害に対して入院早期よりリハビリテーションを開始して理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、歯科衛生士と連携をとってきめ細やかなリハビリテーションを実施しています。上下肢麻痺の後遺症に対して外来ではボツリヌス(ボトックス)治療を積極的に実施しています。

2014年7月より新しい1.5テスラMRI(Siemens, Amira)が導入され、詳細な画像が短い時間で撮影出来るようになり、脳血管障害急性期症例では24時間迅速に対応できる体制となっています。64列の最新CT画像やMRI、血管撮影の画像を駆使して手術前には徹底した手術シミュレーションを実施しており、その画像のクオリティーは全国でも高く評価されています(AZE展2011入賞、AZE展2012優秀賞、AZE展2013入賞、AZE展2014優秀賞、AZE展2015 最優秀賞、画論 過去11題受賞)。

非常勤医のご紹介

  • 江藤 歩 (福大筑紫病院脳神経外科)
  • 撫中正博 (葉山クリニック院長)
  • 西澤 茂 (産業医科大学脳神経外科教授)

関連医療機関

  • 産業医科大学脳神経外科
  • 福大筑紫病院脳神経外科

研修プログラム

日本脳神経外科学会専門医連携施設

脳ドックについて

日本脳ドック学会の認定施設として、脳ドック学会のガイドラインに厳格に準拠し、慎重な診察・読影を脳神経外科医が行っています。診察後は時間をかけて検査結果を受診者に脳神経外科医が説明し、生活習慣病の指導をしています。

詳しい内容については、「脳ドック」をご覧ください。

診療実績報告(2016年度)

  • 脳神経外科入院患者総数:450名
  • 脳ドック:51名
  • 年間手術総数:98件 (うち脳血管内手術:23件)
手術名 2016年度 2015年度 2014年度
腫瘍摘出 頭蓋内腫瘍摘出術 3 4 2
脊髄腫瘍摘出術 1 0 0
頭蓋骨腫瘍 0 0 1
開頭クリッピング 脳動脈瘤頸部クリッピング 3 1 4
血腫除去 頭蓋内血腫除去術 脳内 9 11 6
硬膜下 3 2 1
硬膜外 0 2 0
脳室ドレナージ 3 0 2
神経内視鏡手術 内視鏡下脳内血腫除去術 5 4 5
シャント手術 水頭症手術 2 7 7
シャント抜去術 1 0 0
バイパス 動脈形成術、吻合術 0 1 0
穿頭手術 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 20 22 31
血管内手術 動脈瘤塞栓術 16 13 15
経皮的頸動脈ステント留置術 7 10 4
経皮的脳血管形成術 0 1 0
その他 頭蓋骨形成手術 3 3 5
減圧開頭術 2 0 0
試験開頭術 1 0 0
脳膿瘍全摘術 1 0 0
脊髄ドレナージ術 11 7 10
気管切開術 7 9 6
総数 98 97 99
分類 2016年度 2015年度 2014年度
脳腫瘍 6 13 1
脳血管障害 脳内出血 40 70 53
くも膜下出血 破裂脳動脈瘤 25 15 12
(クリッピング術) (2) (0) (4)
(コイル塞栓術) (15) (9) (15)
未破裂脳動脈瘤 4 8 7
脳梗塞 152 156 130
(tPA使用) (18) (8) (7)
(頚動脈ステント留置術) (8) (9) (4)
その他脳血管疾患 16 24 -
外傷 急性硬膜外血腫 3 0 0
急性硬膜下血腫 24 13 13
くも膜下出血 9 6 8
脳挫傷 11 3 11
慢性硬膜下血腫 21 26 31
水頭症 2 8 1
脊髄・脊椎 1 2 2
てんかん 32 41 32
その他 103 104 106
総計 450 498 407

学術活動報告

No. 学会発表の演題名 発表者名 発表学会 発表日
場所
僧帽弁輪石灰化が塞栓源と考えられたcalcified cerebral emboliの2症例 木下良正,安河内秀興,
原田篤邦,尾藤昭次,
津留英智,高橋寛敏
第41回日本脳卒中学会総会 2016.4.16
札幌
頭部領域におけるMRI研究と臨床応用例 木下良正 第48回中国四国MAGNETOM研究会 2016.5.21
福山
視力障害を呈する頭蓋内Rosai-Dorfman病 山本淳考,島尻正平,
木下良正,高橋麻由,
中野良昭,秋葉大輔,
植田邦裕,西澤 茂
第34回日本脳腫瘍病理学会 2016.5.28
東京
僧帽弁輪石灰化関連calcified cerebral emboliの検討 木下良正,安河内秀興,
原田篤邦,津留英智,
高橋寛敏
第75回日本脳神経外科学会総会 2016.9.29
福岡
単独動眼神経麻痺を初期症状として呈した巨細胞性血管炎の1例 木下良正 第44回日本頭痛学会総会 2016.10.21
京都
慢性硬膜下血腫に併存したくも膜嚢胞を神経内視鏡にて観察した1例 木下良正,安河内秀興,
原田篤邦,津留英智
第23回日本神経内視鏡学会 2016.11.17
東京
認知症って、なに?
~認知症を理解し予防し、ともに生きる~
木下良正 福津市認知症支援啓発イベント「認知症の人を地域で支えるまちづくり」 2016.11.26
福津
スボレキサントの使用経験 木下良正 Risk Management Seminar 2016.12.9
福津

業績(論文発表)

No. 論文の演題名 執筆名 雑誌 発表年
Relationship between the Carotid Plaque T1 Relaxation Time and the Plaque-to-Muscle Signal Intensity Ratio on Black-Blood Magnetic Resonance Imaging Scans Eto A, Kinoshita Y,
Matsumoto Y, Kiyomi F, Iko M, Nii K, Tsutsumi M,
Sakamoto K, Aikawa H,
Kazekawa K
J Stroke Cerebrovasc Dis, Vol 16, 30179-30183 2016

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