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平成30年度 第2回病院モニター

モニター会議

 平成30年9月19日(水)に、今年度第2回目となる病院モニター会議を開催し、一般市民及び地域各種団体から13名の方にご参加頂きました。
 最初に病院長の田山より、 「地域包括ケアシステム構築のために、地域の全ての病院が一緒になって地域の患者さんを診ていくことが目標であり、当院が主体となってやって行きたいと考えている。また、地域社会の皆さんが行っている取組みに、当院も参加させて頂きたいと考えている。
ご記入頂いたアンケート結果には、医療サイドと住民サイドで意識の差があるように感じる。急性期病院のベッドを増やすことは国の方針で不可能で、上手にベッドを使わないと地域の患者さんを医療圏内で完結することが出来ない。本日は、疑問点を含めて忌憚のないご意見を頂戴したい。」と挨拶致しました。

1.院内見学後のアンケート結果

 病院見学後にご記入頂いたアンケートの結果をご報告しました。
一番多かったご意見は、設備に関する内容でした。当院の建物は平成2年の建築であり、時代の変化で手狭になっており、現在、改修計画を立てて検討をしております。
 また、前回の見学では、多くの現場を見て頂きたく短時間で各部署をまわったため、じっくりと現場を見て頂くことが出来ませんでした。この点については次回以降の課題としたいと考えております。

2.宗像医療圏について

スライドを用いて、
 ・福津市・宗像市が宗像医療圏であること
 ・宗像医療圏の人口の将来予測
 ・宗像医療圏の必要ベッド数、救急搬送状況
 ・クリニックや介護施設の施設数と将来予測
 ・宗像医療圏の患者受診動向
等を、ご説明致しました。
 モニターの方々からは、救急車の27%が医療圏外に搬送されている現状についてや、宗像医療圏の約半数の患者さんが他の医療圏で入院している状況について、活発なご質問・ご意見を頂戴致しました。
 頂戴したご意見をもとに、医療圏の総合病院として地域住民の信頼を得るため、地道に改革に取り組んでまいります。

おわりに

 病院長の田山より、「救急病院は患者さんが搬送されると出来るだけの治療を行いますが、しかし看取りをすると決められていた場合、揉めることになってしまいます。そのようなこともコミュニティを通じて発信するとともに努力していきたい。今後とも宜しくお願い致します。」と述べさせていただきました。
 第3回は11月に、災害時の医療について、意見交換を行う予定としております。

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