2025年11月1日(土)中学生を対象とした医療体験セミナー「ジュニアメディカルセミナー」を開催しました。当セミナーは、地域貢献の一環として福津市や宗像市にお住まいの中学生の皆様が将来、「医療従事者を志すきっかけになれば」との思いで企画しております。
当日は白衣を身にまとい、医師や看護師などさまざまな専門職の体験を通して、医療の現場の雰囲気を感じていただきました。
病院長より、「ジュニアメディカルセミナーは、地域の中学生に医療への関心を持ってもらうことを目的に開催しています。これから進路を選んでいく皆さんの医療に対する思いや希望に触れることで、私たちも初心を思い出す良い機会となっています。分からないことは何でも聞いてください。今日は改めて「医療とは何か」「命とは何か」について考える一日にしていきましょう。」と挨拶いたしました。
生徒の皆様だけでなく、保護者の皆様にも聴講していただき、「いのちの大切さ」や「生命と医療の関わり」について講話を行いました。また、病院長からは「生きていく中で、思いやりの気持ちをもって生きてほしい」とのメッセージがあり、日々どのような思いで"いのち"と向き合ってきたかを語られました。「いのちとは何でしょうか?」という問いかけに、生徒の皆さんが真剣に耳を傾け、考えている姿が印象的でした。
医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士の各ブースで、専門職による業務説明と体験を行いました。 メスや注射器、医療機器など、実際の現場で使用している道具に触れながら、臨場感あふれる体験をしていただきました。
▶医師(縫合体験)
生徒の皆様からの感想を一部ご紹介します!
▶いのちの話では「生きる」ということが当たり前ではないことや病気になった人を「チーム医療」で救っているということを知り、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
▶医療はチームで成り立っていて、誰が欠けてもいけないということを学べました。今日の体験をきっかけに将来に向けてできることを頑張りたいです。
▶医療体験を通して、人の命に関わる仕事は大変なことも多いだろうけど、やりがいのある仕事だと改めて感じたし、かっこいいなと思いました。
▶病院長の講話を聴いたり体験をしていくことで、自分の夢を叶えたいと思う気持ちが強くなりました。
▶医療体験では普段体験することができないことをたくさんできて、私の夢が広がりました。
その他にも多くの温かい感想をいただきました。
おわりに「医療に興味を持つ皆さんの姿を見て、とても心強く感じました。今日の体験や「思いやりの気持ち」を忘れずに、これからも相手を思いやる心を大切にしてほしいと思います。医療の現場はつらいこともありますが、私たちは強い気持ちを持って日々患者さんと向き合っています。その強さを胸に、ぜひ医療の道を目指していただきたいなと思います。将来、皆さんと水光会病院で一緒に働ける日を楽しみにしています。」と、病院長からの温かいメッセージで締めくくられました。
今年度も教育機関をはじめ、保護者の皆様や多くの皆様にご協力を頂きましたことを、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。来年度もより良いセミナーとなるよう、スタッフ一同尽力してまいります。