ボコボコとコブのように、足の静脈がはれ上がる症状が現れます。
心臓から足に送られ、使い終わった汚れた血液は「静脈」を通って心臓に戻ります。
重力に逆らって血液を運ぶ必要があるため、「静脈」にある弁により、一度心臓方向に上がった血液が逆流しないようになっています。
この弁が壊れると、血液の逆流が生じ、正常に心臓に血液を運ぶことができなくなり、足に血液が溜まってきて、静脈がこぶのように膨らみ浮き出てきます。これが「下肢静脈瘤」です。
進行した静脈瘤は、皮膚炎を起こしたり、色素沈着が見られます。
下肢静脈瘤は、加齢とともに症状が進行するため、早めの予防と治療をお勧めします。
※レーザー治療の適応となるのは(1)伏在静脈瘤です。
光ファイバーの先端から出るレーザ光で、逆流する静脈を焼灼します。
膝のあたりから、穿刺して大伏在静脈の中にリングファイバーを通して、足の付け根まで進め、大伏在静脈を焼灼して閉塞させる治療方法です。