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整形外科

当科では、外傷、関節外科を中心に整形外科疾患一般を診療しています。外来初診患者さんの受付時間は、月曜日~土曜日の8:30~10:00まで。基本的に午前中のみの外来診療です。常勤医師3人であり、多数の患者さんを診察していますので、手術加療や救急症例対応のため受付終了時間を少々繰り上げざるをえない状況があり、なるべく早い時間での受付をお勧めします。ただし、救急症例の受付はこの限りではありません、その都度対応させていただいています。関節リウマチ、骨粗鬆症などの慢性疾患で長期経過観察が主である場合は、長期投薬、通院間隔を長くするなどして対応していますが、なかなか混雑が緩和できず、いまだに患者さんにはご迷惑をおかけしております。
日頃より患者さんをご紹介いただいております先生方には改めて厚く御礼申し上げます。

※再診の患者さんは予約制となります。予約の変更等については15:00~16:30の間でお電話願います。午前中は診察や処置等でお問い合わせにお答えできかねます。

入院診療

整形外科は、5S病棟(49床)を主体として診療を行っています。運動器疾患の急性期は5S病棟で診療、亜急性期でさらなる入院加療が必要な場合、包括病棟である同じフロアの5N病棟へ転棟、または、回復期リハビリ病棟である6N病棟へ転科転棟してリハビリを継続させていただいています。

2021年度の整形外科手術症例数(年間)は422例でした。

2021年度の手術症例内訳を表に示します。当院は救急病院であり、骨接合術が240例と最も多く、中でも大腿骨近位部が85例と大部分を占めています。股関節、膝関節の人工関節置換手術は、毎年約20症例に施行され、2021年度は合計28例(THA4例、TKA24例、UKA 0例)でした。当院では、人工関節置換術後の患者さんは、術後しばらくしてリハビリテーションが主となった時点で、DPC(Diagnosis Procedure Combination;診断群分類)期間内に同じフロアの5N病棟へ移動して頂き、満足のいくリハビリテーションを施行し、自信がついた後に退院して頂いています。少々在院期間は長くなりますが、DPCで入院期間を短くせざるを得ない最近の人工関節置換術の現状を考えますと、患者さんにも喜んで頂けるうえに、入院中でのしっかりとしたリハビリテーションが可能であり、またDVT(深部静脈血栓症)などの合併症発症やその他のトラブルを予防するうえでも有用なことと考えています。また、当院では、可能な患者さんは人工関節術前待機期間中に自己血を準備して手術に臨んでおり、約90%の症例で他家血輸血を回避できています。

医療相談室(MSW: 医療ソーシャルワーカー)との連携を大切に、早期自宅退院が困難な症例は回復期病棟や療養型病院の御紹介、また介護保険での居宅サービス、デイケアなどの御紹介で自宅退院を目指して頂けるように配慮し、DPC期間内での入院加療終了を目標に努力しています。

毎週月曜日午後に、整形外科医師、看護師、薬剤師、理学・作業療法士、MSW、医事課が集合してカンファレンスを行い、総合的に入院中の症例について意見交換し、その後総合回診を行っています。また、医師、理学・作業療法士、放射線技師で手術前後症例カンファレンスを行い、X線写真をもとに症例検討、術前後評価とリハビリテーションの方法、目標、達成度などについて意見交換、手術方法の確認と術後療法の向上に努めています。

診療スタッフ

当科は久留米大学整形外科教室の関連病院であり、整形外科医師はすべて久留米大学整形外科教室に帰属しています。

手術症例(2021年度)

分類 症例数
手術総数 422
全人工関節置換術 THA(全人工股関節置換術) 4
TKA(全人工膝関節置換術) 24
UKA(単顆型人工膝関節置換術) 0
人工骨頭置換術
股関節 41
骨接合術 上肢 87
下肢(うち 大腿骨近位部) 153(85)
腱縫合 3
骨内異物除去(抜釘) 46
腱鞘切開術(関節鏡下によるものを含む) 29
鋼線刺入固定術 19
手根管手術 5
鋼線等による直達牽引 3
その他 8

人工関節置換手術症例数の推移

BHA: 人工骨頭置換術
THA: 全人工股関節置換術
TKA: 全人工膝関節置換術
UKA: 単顆型人工膝関節置換術

学会発表

学会発表の演題名 発表者名 発表学会及び講演会 発表日
骨粗鬆症診療の変遷と戦略 南谷和仁 第二回生活習慣病を考える医療研究会 2015.7.25
浦和ロイヤルパインズホテル
最近の骨粗鬆症治療戦略 南谷和仁 第16回東福岡整形外科懇話会 2015.11.17
独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センター
腰下肢痛治療のMechanism based treatment(MBT)~腰椎椎間板ヘルニアを中心に~ 演者:播广谷勝三
座長:南谷和仁
古賀宗像地区疼痛治療講演会 2017.2.28
水光会総合リハ・フィットネスセンター
改めて考える骨粗鬆症の評価 演者:馬渡太郎
座長:南谷和仁
粕屋・宗像地区骨粗鬆症セミナー 2018.5.10
水光会 ウェルネスセンター
Grip strength were Predicter of Functional Outcome in Hip Fracture Patients Ryuki Hashida,Kazuhito Minamitani,etc The Chonnam-Kurume Or thopedic Symposium 2018.5.12
The Ocean Resort(Odongo hall) Yeosu, Korea
大腿骨近位部骨折患者における術前握力測定の有効性 橋田竜騎、南谷和仁、他 福岡国際会議場・福岡サンパレス 2019.6.28~29
第45回日本骨折治療学会
Tension slide techniqueを用いて修復した遠位上腕二頭筋腱断裂の1例 白濵善彦、平川洋平、南谷和仁、橋田竜騎、志波直人 WEB;久留米 2021.5.29~30
第141回西日本整形災害外科学会

論文

論文・著書の表題名 執筆者名(全て) 発表誌/年
prognostic value of the sliding length of cephalocervical screws to predict the risk of non-union after oseosynthesis: a retrospectivanalysis of 86 patients with intracapsular femoral neck fractures Yohei Hirakawa, Hideo Nakamura, Kazuhito Minamitani, Ryuki Hashida, Masahumi Gotoh, Naoto Shiba Journal of Orthopaedic Surgery and Research,DOI 10.1186 / s13018-017-0533-z,2017
The impact of sarcopenia on low back pain and quality of life in patients with osteoporosis Shoji Iwahashi, Ryuki Hashida, Hiroo Matsuse, Eriko Higashi, Masafumi Bekki, Sohei Iwanaga, Koji Hara, Takahiko Higuchi, Yohei Hirakawa, Asami Kubota, Hiromi Imagawa, Yoko Muta, Kazuhito Minamitani, Tatsuhiro Yoshida, Kimiaki Yokosuka, Kei Yamada, Kimiaki Sato & Naoto Shiba BMC Musculoskeletal Disorders volume 23/ Article number: 142 (2022)
Tension slide techniqueを用いて修復し骨孔開大を認めた遠位上腕二頭筋腱断裂の1例 白濵善彦、平川洋平、南谷和仁、橋田竜騎、志波直人 整形外科と災害外科 / Vol.71 No.1(2022)98-102
外来通院中の骨粗鬆症患者におけるオステオサルコペニアとQOLの関連 樋口貴彦、橋田竜騎、吉村直人、明石聡美、髙橋博愛、安部勇気、平川洋平、南谷和仁、岩橋頌二、松瀬博夫、志波直人 理学療法福岡 / 35号(2022)81-88

JOANRデータベース事業参加について(2020.4.1~)

当院は、2020年4月1日より公益社団法人日本整形外科学会が実施するデータベース事業 Japanese Orthopaedic Association National Registry (JOANR)に参加しています。 この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

Japanese Orthopaedic Association National Registry (JOANR)   https://www.joanr.org/

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